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016  司さん

 

 


 


 

 

NO.016

 

 

 

 

司さんの

大山縦走、だが其処には危険な亀裂が

 

2005. 2.13 司さん

2月09日 (水)


  夏山登山道-頂上小屋-剣ヶ峯-天狗ヶ峯-上宝珠尾根-中宝珠越-砂滑り-元谷

形態 単独日帰り  天候快晴  気温-3度


毎週のように大山に通いつめて、やっと稜線が姿を魅せてくれています。 この日を待ちに待っていました、気分も軽やかです

積雪も午前9時の出発地点で120cmといった所でしょうか、雪質も確りと締まっています。 写真-1





朝日を浴び逆光の中に浮かぶブナが、とても綺麗です。 写真-2





4合目付近で、前を行く一人の女性登山者に追いつきました。遊さんでした、ナカナカお洒落な方ですね、お会いするのは初めてでしたが、

以前からの知り合いのような気がしました。

毎回全く見ることの出来ない三鈷山がはっきりと見えています、後ろ左には甲ヶ山もよく見えています。 写真-3






五合目に来ました、登山道は確りと踏み固められて登りやすくなっています。

私は痛めた膝の具合が思わしくなく、ダブルストックでの騙し騙しの登りとなっています。写真-4






快晴の日差しの為、春うららな登山道と言ったとこでしょうか。 写真-5





ありゃー、六合目避難小屋を通り過ぎてしまいました、雪に埋まっていたため気が付きませんでした。

上を見ると「雪煙」が上がっていますね、8合目から上は結構な風が吹いています。 写真-6






七合目付近で、上から降りてくる女性が見えました、なんとダイナミックな降り方でしょうか、それで直ぐお啓さんと判りました。

いやーお元気ですね、その姿を見ていると、元気を貰えそうです。

九合目付近でたくやさんに出会い、前回の遭難騒ぎの経緯などをお聞きしました。

暫くして頂上小屋に近づいて来ました、真っ青な大空に雪に埋もれた小屋、絵になりますねー。 写真-7





12時前に小屋に着きザックを置き、昼食を取ろうと思いましたが、もしも天候が変わったらいけないので写真だけでも撮っておこうと外に出ました。

だがなんと一瞬にしてガスが架かって稜線が見えなくなっているではありませんか、これには吃驚しました。

天気予報も午後より崩れると言っていましたので、それで急遽、昼飯抜きで縦走となりました。

稜線はガスが架かったり晴れたりを繰り返しています。 写真-8






三角点を降ってきました。 写真-9





剣が峰がガスの中に見え隠れしています、いいですねー。 写真-10





おや、3メートル位の亀裂が南側に走っています、暖かいので積雪が緩んできています。

このまま暖かさが続けば、崩れ落ちて雪崩となります。 写真-11






ラクダの背に来ました、誰かがロープを掘り出してくれていますが頼らずに登っていきます。 写真-12





その先が見事にナイフリッジになっています、此処はかなり危険ですので左右に落ちないように、

そして雪庇を踏み抜かないように慎重に越えてきました。 写真-13






更にこのようなナイフリッジの連続を越えて来ましたが、暖かさで雪が緩んでいますので「ズルッ」と行く可能性がありますので、

確実に一歩一歩です。 写真-14





そしてどんどんと進んでいきますと少し広い場所にでます、ここより弥山方向を振り返りました。 写真-15





進行方向の剣が峰です、なんと言う姿でしょうか、いいですねー、最高です!!!余りの素晴しさに、此処で暫し休憩を取る事にしました。

今日は降りに「砂滑り」を予定していますので、潜り込みが激しい時のためにワカンを用意してきています。 写真-16





なごりが付きませんが出発することにしました。剣が峰を越えて少し降ったところに大きな亀裂がまた走っています、

写真ではよく判らないとは思いますが、深さは2.5m、幅2m、長さ30m位有ります。

亀裂は雪に覆われ見えていない部分もあり、それがまるで落とし穴のように待ち受けていて、私も危うく落ちるところでした

咄嗟に打ったピッケルにぶら下がり難を逃れましたが、危機一髪でした。 写真-17





此れから先は露出した亀裂や隠れクレパスの連続でした。

いやー神経使いますねー、丁度雪庇を避けて通る辺りに在りますものですから大変です。更に先に行くと、馬鹿でかい亀裂がありました。

深さは約5m、幅3m、長さ20m位有ります。これはガスっていたら縦走者は見えなくて落ちますね、落ちたら骨折するかもしれませんし、

また上がってくるのが大変です。そしてこれが雪崩となって落ちていったら物凄いことになります、いまにも落ちそうでした。 写真-18





その亀裂を越えたあたりより、剣が峰を振り返りました。 写真-19





前方には天狗が峯が近くに見えてきました。 写真-20





暫く行き天狗が峯を越えたあたりからガスが沸いてきて何も見えなくなりましたが、構わずドンドン降りて往き、

何時ものように天狗が峯下の上宝珠尾根を降っていきます。傾斜はかなり有りますが元谷への最短コースとなります。 写真-21





上宝珠越に来ましたが、上であの亀裂ですから雪崩の危険性がありますので、何時ものように此処を降るのは避けました。 写真-22





暫く尾根伝いに降りていきますと、中宝珠越に出ますので、此処から砂滑りへと降りていきます。傾斜は50度位有りましょうか、

上から覗くとまるで絶壁のように見えます。こんな斜面を前向きで降りていくのは、久しぶりなので初めの第一歩と言うものは少し勇気が要ります。

おかしなもので一歩を踏み出しさえすれば、後はなんてことはありません。 写真-23





沢は尾根よりの大小の落雪により、ガタガタになっており非常に歩き難くなっていました。 写真-24





壷足だと所々でズボッと落ち込み歩き難いので、用意してきたワカンを装着しました。写真-25





いやー今日は大満足の一日でした !!   やはり晴天の時の登山と言うものは気分が良いですね !!!   

念願の縦走も出来たし眺めも最高でした !!!! でも縦走路は、書きましたように大変危険な状態になっています。

ガスっていると見えなくて亀裂やクレパスに落ちる可能性があります、

それにまた降雪があれば亀裂が雪に覆われて隠れクレパスとなり、落とし穴となります。

今でさえ数多くの落とし穴がありますので、縦走の際はくれぐれもご注意下さい。

通常でも左右に滑落しないように、そして雪庇を踏み抜かないようにと気を使いますが、それに亀裂落とし穴に注意が加わりました。

今日も全行程アイゼンは装着しませんでしたが、ピッケルは絶対の必需品です。



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