報道されているように、中国の呉儀副首相が小泉さんとの会談をドタキャンしたことで日中の関係は険悪状態となった。細田官房長官は「この件に関して、コメントすることは生産的で無い」と発言を控えた。しかし、公式に何も言わないということは、受けた侮辱や笑い者になることを認めることになり、「腰抜け」と言われることになる。得意の「経過を見守る」ので無く、同じ時期に発表された中国の北朝鮮への核実験施行に警告を発した件について歓迎の態度くらいは表明すべきだと思う。 この件に関して、中国の北朝鮮への働きかけは、米国からしばしば指摘されていたのだが、日本にとっても大いに有難いことなのだ。この発表は、今回のゴタゴタと関係無いとは言えない。私は中国の一つのシグナルと思っている。おそらく、ドタキャンの非礼をこういう形で謝し関係改善の糸口を目論んだ結果だと思う。この件も含め、コメントを控えるのではなくて積極的に評価しこれに応えるべきなのだ。こういう点の読みが出来ない外務省は相変らず読みが甘く、悪評が囁かれる所以だ。 拉致問題は日本と北朝鮮との二国間問題だ。最重要の核問題があるだけに突出することが許されず、全く身動き取れない小泉さんだが、中国の北朝鮮への働きかけが有れば硬直状態打破のきっかけになり、拉致家族の非難や憤りを和らげることになる。拉致問題の解決の糸口は、北朝鮮の兄貴分と言われる中国の出方如何にかかっている。中国に対して阿る必要は無いが、中国との良好な関係状態の回復維持発展は最重要課題なのだ。その意味で中国の動きにもっと敏感に反応し彼らの意図を汲み取るべきであろう。今の全ての問題が靖国神社参拝が根本原因なのに、他人事のように薄ら笑いを浮かべ「適切に処理します」という曖昧なコメントでは何ら解決できない。国益が最優先されるべきときに自己満足の参拝を如何すべきかは語る必要も無い。
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